ストーリー
Story
尤犬荘ストーリー
オーナーの大石さんに尤犬荘の歴史、ブリーディングや柴ちゃんについて質問形式で色々とお話を伺いました!
ブリーダーを始めるきっかけとなったエピソードを教えて下さい。
26年前、もともと自動車の鈑金塗装をしていて、番犬が欲しいなと思って、日本犬保存会で活躍していた方からオスの柴ちゃんを譲ってもらったんです。それがきっかけで、展覧会にも出すようになり、気づけば柴ちゃんに夢中に・・・
その頃は、師匠から日本犬についていろいろ教わりながら、京都や福島まで日帰りで展覧会に通ったりしていました。でも、まさか自分がブリーダーになるなんて、あの頃は全然考えていなかったんですよ。
そして、展覧会に熱中するうちに12年が過ぎて、家を建てることになり、日当たりのいい場所に犬舎を作ることに。最初は4頭だったのが、だんだん増えてきました。
犬舎を建てた時、師匠が名付けてくれた『静岡尤犬荘』の看板をなんとなく掲げたら、それを見た方が訪ねてくれるように。やがて予約販売を始め、少しずつお客様が増えていき、気づけば本格的にブリーダーとしてやっていくようになりました。
ブリーディングに対して、どんなこだわりがありますか?
うちの犬舎では、全国でも珍しく、すべて自家繁殖・自家販売にこだわっているんです。
他から犬を仕入れて販売することは一切していません。これは、長年の経験と歴代の師匠から受け継いだ血統を大切にしているからこそなんです。
適切な運動や選別を重ねて、どんなふうに成長するかをしっかり見守りながら、お客様に安心してお迎えいただける子を育てています。元々はスタンダードサイズの柴ちゃんが中心でしたが、今では小さめの『尤犬荘サイズ』の柴ちゃんをお届けしています。
毎日どんなことを心がけていますか?
私たちは、毎日犬たちの健康を守るために、細かく様子をチェックしています。頭を振ったり、頻繁に座ったりしていないか、気になる動きをしていないか、排便や排尿の状態はどうかなど、さまざまな面から観察しています。
健康が一番大切なので、小さな変化も見逃さないように、いつも注意を払っています。
今までで1番嬉しい瞬間やエピソードはありますか?
新しい命が誕生する瞬間は、もちろんとても嬉しいですが、それ以上に心温まるのは、私たちの「一生涯のサポート」に対してお客様から感謝の言葉をいただく時です。
お客様が困ったり疑問を抱えたりした際に、「他ではこんなサポートを受けられない」と気づいてくださる瞬間は、私たちの努力が実を結んだと感じる瞬間です。
私たちは、柴ちゃんをお迎えいただいたご家族と真剣に向き合い、柴ちゃんに関するあらゆるサポートを提供しています。
このようにして、トラブルなく長い信頼関係を築けることが私たちの誇りです。
プリーダーとしての活動歴を教えてください。
「どこからがブリーダーなのか?」とよく質問されますが、正直なところ、その境界は曖昧に感じる部分もあります。
それでもご参考までにお伝えすると、私が師匠の所に犬を卸し始めたのは2000年から。そして、直接お客様に犬をお渡しするようになったのは2009年頃からです。
具体的な解釈については、お客様にお任せいたしますが、長年にわたり培ってきた経験と情熱をもって、今も一頭一頭に心を込めて向き合っています。
柴ちゃんの選び方を教えて下さい。
顔や性別、体型や毛質などはお客様それぞれの好みがあると思いますが、ぜひ歯を確認していただきたいのです。
これまで数多くの子犬をお引き渡ししてきましたが、歯並びを気にされるお客様はほとんどいません。
しかし、体のトラブルや無理な改良が行われた場合、最も顕著に現れるのが歯です。そのため、健康である証として、必ず歯並びを確認していただくことをおすすめしています。
柴ちゃんを育てる上での最適なしつけ方法はありますか?
まず大切なのは、お客様がどのように柴ちゃんを育てたいかによって、しつけや飼育の方法が変わるということです。
私たちは完璧ではありませんが、少しでもお客様のお役に立てるよう、日々努力を重ねています。
その一環として、2022年にはドッグトレーナーの資格を取得し、常にスキルを磨いています。
これからも、お客様のニーズに合わせた最適なしつけ方法をご提案し、柴ちゃんとの楽しい生活をサポートしていきたいと思っています。